新宿駅の地下で、鴨だしがすっと伸びる。これはツルツルと覗き込みたくなる醤油ラーメンざんす

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新宿駅の地下で鴨の香りに出会うと、わたくしはどうしても足を止めたくなるざんす。今回の「らーめん 鴨to葱 イイトルミネ新宿店」は、JR新宿駅のB1Fにあるイイトルミネ内の一軒で、駅の流れにそのまま溶け込むように現れるのがまず面白いところです。わたくしはここで鴨らーめんを軸に、その香りの立ち方と、細めのストレート麺がどう受け止めるのかをじっくり確かめていきます。

駅ナカという立地は、食べる前からこの店の性格を語っておりますな。遠回りして辿り着く一軒ではなく、移動の途中に自然と組み込まれるので、訪問前には営業情報をきちんと確認しておきたいざんす。公開情報には朝の開始時刻が複数見られ、夜は23時までの案内が確認できますが、定休日は無休または施設に準ずる記載が混在しているため、行く日には最新表示を見ておくのが安全です。

鴨らーめんは、確認できる価格情報では1080円と案内されています。今回はその一杯を主役に据えてみていくざんすが、面白いのは、ただ一杯を出すだけで終わらないところです。薬味は複数から選ぶ形式が確認でき、白髪ねぎや焼きねぎ、ニラなどの名前が見えております。つまりこの丼は、最初の一口だけでなく、薬味の組み合わせで輪郭を少しずつ変えていく楽しみを持った一杯なんですな。

スープの核は、鴨だし系の醤油味とされております。わたくしが受け取った印象も、まさにその方向で、鴨の香りが先に立ちつつ、醤油の芯がすっと背骨になっているざんす。派手に押し寄せる濃厚さではなく、口に入れた瞬間に香りが広がって、次の瞬間にはすっと引く。その引き際のよさがあるからこそ、鴨の旨みがだらだら重くならず、最後まで澄んだ印象を残すのですな。

麺は細めのストレート麺という記述が複数で見えておりますが、その説明がこのスープとよく噛み合うざんす。実際に啜ると、麺の輪郭がすっと立ち、鴨だしの旨みを持ち上げるように口へ入ってくる。太い麺で押し切るタイプではなく、細身だからこそスープの輪郭を邪魔せず、するりと消えていくのが心地よいんですな。すすり終えたあとに舌へ残るのは、塩気だけではなく、鴨の香りがふわりと戻ってくるような余韻ざんす。

トッピングの顔ぶれも、この店の作りをよく語っております。鴨肉にねぎ、煮玉子、白髪ねぎ、ニラといった候補が見えていて、鴨という主役に対して、香味野菜がどう寄り添うかを考える楽しさがあるんですな。わたくしはこういう構成を見ると、ラーメンというより一杯の設計図を眺めている気分になるざんす。鴨の香りを中心に置きつつ、ねぎの甘みや青い辛みが輪郭を引き締めるので、単調になりにくいのが強みです。

選べる薬味がある一杯は、食べる側の手つきまで含めて味になるざんす。各所の実食記録を眺めても、白いねぎの清涼感を選ぶ人、焼きねぎで香ばしさを寄せる人、ニラで少し表情を変える人と、受け取り方が分かれているのが見えてきます。こういう共通点がある店は、味の骨格がしっかりしている証拠でもありますな。強い個性を押し付けるというより、同じ丼の中で好きな寄り道ができる作りだから、記憶に残りやすいのです。

ネットの空気を見ても、ここはただの駅ナカの便利店で終わっていないざんす。鴨だしの輪郭がはっきりしていること、薬味を選ぶ体験が印象に残りやすいこと、そして新宿駅という通り道で手が伸びやすいことが重なって、実食記録も紹介も妙に熱を帯びるんですな。派手に煽るより、きれいに旨さが伝わるタイプとして見られているのが面白いところで、わたくしの目では星3.6がしっくり来るざんす。

選んだ一杯以外には、鴨コンフィ麺や鴨らーめんの上位版、鴨汁つけそば、親子丼などの案内が確認できます。ただし、ここではあくまで鴨らーめんを中心に見ていくのが筋ざんす。メニューの広がりは店の表情を知る手がかりになりますが、主役の一杯がすでに強いので、まずはその完成度を見てから別の選択肢に目を向けるのが自然だと思うんですな。

ネットの反応を追うと、駅の中で入りやすいこと、鴨だしの澄んだ旨み、薬味を選べる楽しさが、だいたい同じ温度で語られているざんす。しかも、派手な演出よりも、きれいにまとまった旨さへの言及が多いのがこの店らしいところですな。ラーメンの世界では、荒々しさだけが正義ではありません。こういう、きちんと輪郭のある醤油ラーメンが駅の深いところに控えていると、移動の合間でも気持ちが整うざんす。

わたくしとしては、この店は新宿駅という大きな結節点の中で、鴨だしの上品さをどう使いこなすかを見せる一軒だと感じました。訪問前に確認したいのは、営業時間の表記が複数あることと、薬味や注文の流れがその日の案内で少し変わる可能性があることざんす。気負わず寄れて、しかも一杯の印象はちゃんと残る。そんな現在地を知るうえで、この鴨らーめんはじゅうぶん頼もしい顔をしているざんす。